持続可能ぬか漬け生活

アボカドのぬか漬け
アボカドのぬか漬け
最近、自家製のぬか漬けにハマっている。
食卓に美味しい漬物が一品並ぶようになると、食の豊かさが一段あがったように感じる。
ぬか床というと面倒そうなイメージがあるが、以下の3点のコツを抑えれば非常にお手軽にぬか漬けを楽しむことができる。
  • 無印良品のぬか床を買う
  • 漬け時間を24時間に調整する
  • 無印良品のぬか床を買い換える

無印良品のぬか床を買う

無印良品のぬか床
ジップ付きのパックに入っており、そのまま運用できる
まずぬか床だが、自分で作る必要はない。無印に既に調味と発酵が済んだぬか床が売られている。
原材料は「米ぬか、食塩、昆布、唐辛子、ビール酵母」と実にシンプルで、とても美味しい漬物を作ることができる。
美味しい漬物というのはとにかく手に入りづらく、スーパーで売っているものは大体悲しいほどにマズい。
良い感じのセレクトショップや専門店で美味しいものが手に入っても、大抵100gとかあって、食べきる前に絶対に飽きてしまう。
ぬか床であれば、量の調節は自在。
1~2回で食べきる量の野菜をチョンと切っておき、ぬか床にねじ込むだけだ。
使い捨てのビニール手袋があると作業が楽になるので買っておこう。

漬け時間を24時間に調整する

持続可能ぬか漬け生活には「ぬか漬けを取り出すと同時に次の日に食べたいぬか漬けを仕込む」というサイクルを作るのが大切だ。
漬け時間はぬか床の性質にもよるが、無印良品のぬか床はこの点でも優れており、大体の野菜は「冷蔵庫漬けおき24時間」が適正値となっている。
例外として硬くて時間のかかる野菜がたまにあるので、そういう場合は半割にして薄くしたり、軽く塩もみをするなどして調整をすると良い。

無印良品のぬか床を買い換える

ぬか床は通常、水抜きをしたり、足しぬかをしたり、塩や昆布や唐辛子といった旨みを追加したり、維持のための様々なメンテナンスが必要となる。
しかし、無印良品のぬか床であれば900円ほどで全く同じ味のぬか床をいつでも手に入れることができる。
毎日1ヶ月も食べていれば「水っぽくなってきたな」とか「味が薄くなってきたな」となってくるので、そうなれば新しいものに買い換えれば良いという訳だ。
初期状態で相当に美味しいので、無理に育てたり再生しようとしたりする必要はない。
一応、足しぬか用として少量低価格のものも売っているが、いずれにせよ水抜きは必要だし、味の変化は避けられないので、あっさり買い替えた方が何も考えなくて済む。
ちなみに無印良品のOEM元のみたけ 発酵ぬかどこがAmazonで安く売っている。
成分は全く同じらしいので、わざわざ無印良品に足を運ばなくともこれを定期的に購入すればよい。

ぬか漬け野菜たち

かぶのぬか漬け
かぶのぬか漬け
個人的に一番のおすすめ。ジューシーです。そしてなにより美しい。
半割にしても良い。かぶの風味を楽しみたければ丸まま漬けよう。
大和芋のぬか漬け
大和芋のぬか漬け
山芋でも可。皮付きにするとお洒落。
これも漬かりづらい部類だが、あえて浅漬けにして食べる時に塩を振るのが個人的に好き。
にんじんのぬか漬け
にんじんのぬか漬け
欲張って一本漬けると確実に飽きるので気をつけよう。写真は丸のままだが、漬かりづらいので半割推奨。
アボカドのぬか漬け
アボカドのぬか漬け
注意点としては、アボカドは必ず青いものを買おう。完熟したものを漬けると大変なことになるらしい。
うまく漬けられれば複雑な風味のあるチーズのような味わいになる。お酒のアテに良さそう。

その他

写真はないが、他にキュウリ、大根、セロリ、なす、ラディッシュなどを試した。
大根は安定的に美味しい。大根ばかりだとぬか床が水っぽくなるのを早めてしまうらしいので注意。
なすは彩りが美しく、味も良いが、少しアクがあるので沢山は食べられない。
セロリは強い香りを持つ香味野菜だが、ぬか漬けにすることで逆にマイルドになった。意外と硬いので漬け時間の調整をしよう。
ラディッシュだけはちょっと酸味と苦味がたってしまい、食感もイマイチになってしまった。24時間は漬けすぎかもしれない。
漬け物の王様のキュウリはさすが、なんというか無限に食べられる味だ。手に入りやすさもあって、おそらく一番登場回数が多くなると思われる。
ぬか床の味を知りたければまずキュウリを試すと良いかも。